ビジネススキルを一歩向上!――KGIとKPIとは
こんにちは、コンサルタントのknotです。
ビジネスの現場では
「KGI」や「KPI」
という言葉を耳にすることがあるかと思います。
しかしながら「頭では分かっていてもどう説明をしていいのか分からない」「そもそも設定の仕方や使い方がわからない」といった悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか。
今回は「KGI」「KPI」の意味や使い方について解説いたします。
KPIとKGIの基本のき
KPIとは
KPIとは設定した目標=ゴールを達成するために、
途中で確認をするべき道筋と言えます。
進んでいる道筋が間違っているのであれば、修正ができますので基本的にはマネジメント要素として利用されています。
KGIとは
例えば、年間の売上が3,000万円の飲食店が、「来年の売上高は4,000万円にアップする」と目標を立てた場合、
「売上高4,000万円」がKGIとして管理される指標となります。
立てた目標に対して、どの程度達成されているのかを測定するためにKGIは設定されます。
KPIとKGIを効果的に運用する方法
KGIのためのKPが設定できているのか
KGIに対してのKPIがズレてしまいっているケースがあります。 先程の飲食店のKGIを引用した場合、どのように設定をするべきでしょうか?
上の図は「売上高4,000万円」がKGIを目指すためにそれぞれKPIとして設定した例となります。
左側はのKPIは単なる数値管理でしかない一方で、
右側のKPIは売上高を伸ばすために「何が必要なのか」把握した上で、通過点を設定しています。
売上高の構成要素は、顧客数×単価から算出できますので、
毎月の顧客数を2,300人に増やすこと
一人あたりの購入単価を1,500円にすること
が達成できれば、一年後の売上高は4,000万円を超えていることになります。
どのような状態であれば、目標達成できるのか
を可視化することが大切になりますので、
設定した目標を因数分解しながらKPIを設定しましょう!
今日からはじめるために
今回はKPIとKGIについてご紹介しました。
この2つの指標は、ビジネスでは頻繁に利用されていますが、
実は個人レベルまでブレイクダウンすることが可能であり、
日常的に活用をすることで自分自身の行動計画を立てやすくなります。
例えば、
「今年の年間の読書数を100冊にする」という目標は立派なKGIです。
この目標を達成するためにまずは必要となる行動を可視化すると
- 一冊あたりの平均ページ数から100冊の読書をするためにはどの程度ページを読むべきなのか(1冊あたり250ページと仮定)
100冊×250ページ=25,000ページ
- 1月あたりのページ数へブレイクダウン
25,000ページ÷12カ月=2,084ページ/月
- 1ページに必要な時間から毎月の読書にあてる時間を算出(読むのに必要な時間を1分と仮定)
2,084ページ=2,084分÷30日=70分/日
となり、 そのため毎日70分という数値をKPIとして管理することで、年間100冊の達成ができることになります。
このようにKPIとKGIを意識することで、常に目標達成に対しての道筋を分かりやすく、可視化することが出来ますので、漠然とした目標がより近いものに変化されることになります。
「半年後までに◯キロ痩せたい」「来月のテストで100点を取りたい」といった些細なKGIでも良いので、
KPIに因数分解してから達成までチャレンジしてみましょう。